院生が答える統計学の質問

社会人の方で統計を勉強する方の質問に答えます。私自身も学生なので間違いがあると思いますが、ご容赦ください。

統計学と計量経済学の関係

統計学を勉強していると

計量経済学」とういう言葉を目にすることがあると思います。

 

 

そこで、簡単に統計学計量経済学の位置付けについて

書いてみます。

(厳密な説明ではなくイメージをつかんでいただけるよう書いています。)

 

 

統計学計量経済学の関係】

簡単に言うと、

統計学を経済学の分野で発展させたのが計量経済学です。

 

より詳しく言うと、

統計学にある回帰分析をさらに発展させたものです。

 

具体的には、

「様々なデータ」に対して回帰分析が適用できるように回帰分析の方法に改良を

加えているものと言えると思います。

 

その改良方法を研究しているのが計量経済学なのです。

 

 

上記の「様々なデータ」とは大きく分けると以下の3つです。

 

1.クロスセクションデータ

2.時系列データ

3.パネルデータ

 

 

これらのデータにあわせて回帰分析の方法も変わってきます。

 

 

余談までに、

これを読んでいる方の中には、エクセルで回帰分析をしたことがある方も

いるかと思います。エクセルにある「回帰分析」は回帰分析の中でも

OLS(Oridinary Least Square : 最小二乗法)と呼ばれるものです。

データによってはOLSが使えないことが多々ありますのでご注意を。

 

 

 【まとめ】

つまり、要約すると

計量経済学とは統計学の回帰分析を発展させたもの

 

と大雑把ではありますが、イメージとしてはそうようなものかと。

 

なので計量経済学のベースは統計学です。

したがって勉強する順番としては、統計学 → 計量経済学となりますね。

 

 ちなみに、

計量経済学という名前になっていますが、

経済学に限らず、経営学(特にマーケティング)など

社会科学系の学問で定量的に実証分析する学生は計量経済学

ほぼ必須で勉強しているはずです。

 

 

 

 

 

 

簡単ではありますが、参考までに。

間違いがあればご指摘いただけると幸いです。

 

また、統計学に関する質問があればお気軽にコメント欄まで。

それでは。