院生が答える統計学の質問

社会人の方で統計を勉強する方の質問に答えます。私自身も学生なので間違いがあると思いますが、ご容赦ください。

道具としての統計学は大工で言うトンカチ!?

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統計学を勉強する目的は以下の2つに分類できると思います。

 

1.新しい「統計学を用いた分析手法」を作るための統計学の勉強

2.「統計学を用いた分析手法」を実際に使うための統計学の勉強

 

ほとんどの社会人の方は後者にあたると思います。

いわば、統計学を道具として使うための勉強と言えると思います。

 

道具としての統計学は、タイトルにあるように大工で言う

トンカチ(あくまで一つの例としてです…)に当たると思います。

 

大工の方々は、家を建てるという目標のために

トンカチの使い方を勉強するでしょう。だぶん…

 

トンカチの特徴を学び

どんな時に

どのトンカチを

使うべきかを心得ているまずだと思います。

 

その一方で、

トンカチを作る職人もいるのだと思います。

 

 

 

統計学も大工の例と同様だと言えます。

 

社会人の方々は、事業への投資の効果測定などの目標のために

統計学という道具の使い方を勉強します。

 

そして、

その分析手法の特徴を知り

自分の知りたいことに合わせて

どの分析手法を

使うべきかを知っておく必要があるでしょう。

 

その一方で、トンカチを作る職人のように、

分析手法を新たに作る人もいます。

これが前者(1.新しい「統計学を用いた分析手法」を作るための統計学の勉強

にあたります。

(※ちなにみ、これは数理統計学という学問にあたるのかと。大きなくくりでは…)

 

 

 

 

と、以上のように統計学を2方向から見てみました。

とりわけ、統計学を勉強へのアドバイスの記事ではありませんが、

知っておくと何かの参考になるかと思い書かせていただきました。

 

ただ、

分析手法の特徴(どんな仮定の下で成立する手法なのか)を学び

自分の知りたいことに合わせて

どの分析手法を使うか

ということをしっかり整理・把握しておくことは重要ですので、

意識してみてください。

 

 

 

 

ちなみに、数理統計学を勉強すると

回帰分析のOLSの係数の検定がなぜt検定で可能かなどがわかります。

要は、統計学の理論を勉強できる学問かと。

 

それでは、質問お待ちしております。